Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩
「悠里~。」
私が呼べば、須藤君と話をしていた悠里は笑顔を向け、優雅な足取りでコチラに向かってくる。
向かい会う位置で当たり前みたいに私をフワリと腕で囲って、今日は甘目のキスを一つ。
「僕を見付けてガラスの靴を履かせちゃったんだから、全力で僕に愛されてネ。僕の王子様。」
上目遣いで可愛い口ぶりで、存分にキケンな色香を孕んでそう言った悠里に、私はドキマギちょっと顔を赤らめつつ力強く頷く。
苦しくっても私を愛する事が悠里の幸せなら、私は全部受けとめるよ。
何より…私が悠里のいない生活に耐えられそうもないから。
「私は悠里を全力で幸せにするよ。」
手始めに、愛してると紡いでその唇に口付けた。
☩ ☩ ☩ 第四章/end ☩ ☩ ☩
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glass slippers☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩end
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