瑠璃一味のお戯れな学園生活
福引の箱の置かれた机は少し高いので、めのうがシルヴィを抱っこしてやる。

「あれあれ、ちっちゃいお嬢ちゃんの方が挑戦か」

笑う商店街のおじさん。

「んー…」

箱の中に手を突っ込み、ガサガサと動かすシルヴィ。

「これかなぁ?んや、こっちかなぁ?はにゃ、こっちかもしれねぇ」

真剣に悩むシルヴィの愛らしい姿に、めのう達も商店街のおじさん達もホッコリ。

やがて。

「これにするだっ」

ズボッと箱の中から手を引き抜くシルヴィ。

中から取り出した三角くじを。

「どれどれ…」

商店街のおじさんが受け取って確認し…。

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