瑠璃一味のお戯れな学園生活

という訳で翌日のゴールデンウイーク四日目。

「ぷあっ！」

天神温泉行きバスのトランクスペースから、めのうと野菊以外の瑠璃一味の面々が息苦しそうに顔を出す。

「何て旅行させるアルか野菊ちゃん！まるで拉致監禁アル！」

鬼龍が温泉に到着早々文句を言う。

「ほれ、霸龍闘も文句言ってやるアル！」

「いや、俺は…」

狭い空間にリィと密着していた霸龍闘は、寧ろ嬉し恥ずかしな一時だった。

「まるで密航だな」

シンが苦笑いする。