瑠璃一味のお戯れな学園生活
と、その時だった。

「喧しいなガキども!」

怒鳴り声が露天風呂に響いた。

ゴールデンウイークの割には他の客もなく、貸切状態だと思われていた露天風呂。

しかし、湯気のせいでよく見えなかっただけのようだ。

よく見れば洗い場の所に、一人の男性がいた。

腰掛けに座って、こちらに背を向けている。

「も、申し訳ない…少々はしゃぎ過ぎた」

一味の頭目として、代表して謝罪する瑠璃。

「ったくよぉ…だから『ごーるでんういーく』ってのは嫌なんだよ…」

ブツブツ言いながら、男性は背を向けたままだ。

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