瑠璃一味のお戯れな学園生活
「こんな奴らに付き合っていられねぇどぉおおぉおっ」

山子は瑠璃達を相手にせず、あっさり踵を返して木から木へと飛び移っていく。

戦おうとしない。

山子の頭の中にあるのは。

「この娘めんこいし、乳もデカイし、オデ好みだどぉおぉぉっ、交尾して子をいっぱい産ませるどぉおぉお」

鬼龍に自らの子を産ませる事だけ。

「……!」

山子の腕の中で、鬼龍は鳥肌を立てる。

こんな化け物の子供を産まされるのか。

こんな巨猿の花嫁にされてしまうのか。

どんどん遠ざかる瑠璃の姿を見ていると涙が溢れてきて…。

「嫌ぁぁあぁあぁぁぁっ!瑠璃ぃぃいぃいぃいぃっ!」

いつもの気の強さはナリを潜め、鬼龍は泣き叫ぶ!

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