瑠璃一味のお戯れな学園生活
「疲れたなぁ、リィ」

「うん…霸龍闘お疲れ様…」

プールサイドに腰かけて、一緒にスポーツドリンクを飲みながら話す霸龍闘とリィ。

「今年はこれで思う存分泳げるな」

嬉しそうに言う霸龍闘に。

「……私は泳げないから…」

リィは苦笑い。

星を巡る旅をしていた頃に、船から海に落ちて、更に海獣に襲われた事があったのだという。

以来、少しトラウマ気味のリィ。

「そんな事があったのか…くっそ、海獣め、よくもリィを…」

そんな事を呟き、本気で怒った顔をする霸龍闘。

「シンは自分の事ばかり熱中するとこがあるから…」

リィは霸龍闘の横顔を見て微笑んだ。

「今年の夏は、霸龍闘が泳ぎ方…教えてね…?」

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