瑠璃一味のお戯れな学園生活
生きる為の狩猟という営みと、愉悦や快楽の為だけの殺生は違う。

つまりはそういう事だ。

「うーむ…」

SSBの龍之介には些か難しかったか。

腕を組んで考え込む。

「臥龍の息子さんだけど、龍之介先輩がそういう風に悩んでくれるのは嬉しいですね」

咲花が微笑む。

天神の地を荒らし回った乱暴者の臥龍。

しかしその息子は、すぐにその力に訴えるのではなく、多少なり考える頭も持っているようだ。

これも父の宿主、丹下 龍太郎の影響か。

「咲花はそういうの難しくねぇのか?お前も半分は人外なんだろう?」

「全然♪」

龍之介の問いかけに、咲花は即答した。

「私は優しい人間の母に、幼い頃から色々教わって育ちましたから」

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