瑠璃一味のお戯れな学園生活
「見ろよめのう」

鬼達の手足を撃って行動不能にした霸龍闘が、マテバに弾丸を装填しながら言う。

「あっちにやたら元気のいい二人がいるぞ?見ない奴だけど外部の人間かな?」

「うーん、確かに見ない子達だねぇ」

鬼の持っていた金棒と鍔迫り合いしつつ、余裕でよそ見するめのう。

「服装もちょっと珍しいし…父上や母上の言っていた、昔の天神学園にいたっていう『異世界から来た人』なのかも」

「あー、異世界ねぇ。じゃあ何でも願い叶える七つの玉とか作れるかな?」

霸龍闘、それ異世界じゃなくて他所の星だから。

しかもそれナ○ック星人だから。

そんな某漫画の話をしながら。

「もう飽きちゃった、終わりにするね?」

鍔迫り合いの状態から、蹴りで鬼の鳩尾を蹴り上げるめのう!

雑談混じりに勝ってしまえるほど、めのうの実力は圧倒的だった。

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