瑠璃一味のお戯れな学園生活
「羨ましいだ、咲花と野菊っ、おれもぷーるぅ」

シルヴィが不貞腐れたように唇を尖らせる。

「ごめんねぇシルヴィちん」

「こればっかりはどうにもできないからねぇ…」

野菊と咲花が苦笑い。

と。

「ん?」

野菊が、シルヴィの手に一枚の写真を見つける。

「シルヴィちん、それは何かな?」

「あ、これか?たちばなのおやしきに落ちてただ」

ほら、と野菊に写真を見せるシルヴィ。

そこに写っていたのは、メイド服を身に付けた二人の少女。

一人は、髪が長いがリィのようだ。

しかし、もう一人は?

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