瑠璃一味のお戯れな学園生活
「こんな事なら虫籠持ってくればよかったですかねぇ」
笑う咲花。
「んだっ、兄ちゃんや姉ちゃんにも見せてやりてぇっ」
シルヴィが目を輝かせる。
が。
「シルヴィ、弱らねぇ程度に遊んだら放してやんな」
龍之介が言う。
「カブトムシも、自分の住んでるとこで暮らしてんのが一番幸せだ。捕まえて飼うのが悪い事とは言わねぇが、やっぱり籠の中よりクヌギの木で樹液吸ってる方が、カブトムシもいいんじゃねぇかな」
笑う咲花。
「んだっ、兄ちゃんや姉ちゃんにも見せてやりてぇっ」
シルヴィが目を輝かせる。
が。
「シルヴィ、弱らねぇ程度に遊んだら放してやんな」
龍之介が言う。
「カブトムシも、自分の住んでるとこで暮らしてんのが一番幸せだ。捕まえて飼うのが悪い事とは言わねぇが、やっぱり籠の中よりクヌギの木で樹液吸ってる方が、カブトムシもいいんじゃねぇかな」