瑠璃一味のお戯れな学園生活
「え…」

やっぱりボンヤリしてましたか?

そう言いたげな顔をする喜屋武だったが。

「……ふふふふふっ」

その顔は、すぐに微笑みに変わる。

「何ニヤついてんだ喜屋武、気持ち悪ィな」

「女性に気持ち悪いなんて失礼ですよぉ?」

龍之介を窘めつつも、決して気分を害した様子ではない。

寧ろ、今日の私は何を言われても許す、という寛大ささえ感じられる。

ナンダコイツ、ヤッパキモチワルイ…。

胡乱な目で見る龍之介。

「何なんだよ…『虫の居所がいいから、今夜は得意のびーふしちゅー大盤振る舞いきゃんぺぇん』って奴か?」

霸龍闘や鬼龍が喜屋武の事を『キャンペーン』と呼ぶのを知っている龍之介は、真似してそう呼んでみるが。

「…私、もうキャンペーン期間じゃなくなるんですよ?」

喜屋武は悪戯っぽく笑う。

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