瑠璃一味のお戯れな学園生活
ようやく客足が落ち着いたのは、深夜になってからだった。

夜中まで繁盛って、どんな海の家だ。

「はーっ、疲れたぁ…」

「日焼けならぬ鉄板焼けだよぉ…」

「海を目の前にして泳げないなんて、ないわぁ…」

「カキ氷機回し過ぎて腕だるい…」

「いっぱい料理運んだだ…」

ようやく厨房の中から出てきた面々が、桟橋に座って海風で涼む。

そんな彼らに。

「よー、お疲れだったなお前ら」

「ごめんねー瑠璃君達」

「大変だったでしょー?」

龍太郎、小夜、雪菜の三人が戻ってくる。

「これ、バイト代代わりとしちゃあ申し訳ないけど」

よく冷えた飲み物を全員に振る舞う三人。

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