瑠璃一味のお戯れな学園生活
という訳で翌日。

道着、愛刀のみを持参して登山口に集合した夕城三兄妹と龍之介に対し、トレッキングシューズ、飯盒、折り畳みテント、寝袋、非常用食料、飲料水、地図、着替え等々の重装備で集まったのはグリフィノー兄妹と早川兄妹、咲花、野菊。

おまいら一体何しに来た。

「俺が誘ったんだ」

龍之介が言う。

「山で泊まり込みなら、大勢の方が人手もあって楽だし、楽しいじゃねぇか。こういうの、『きゃんぷ』っていうんだろ?」

知ってんだぜ、すげぇだろ?とばかりに得意げな顔をする龍之介。

「姉さん…何て伝えたの?」

孔雀がヒソヒソと囁く。

「山に行くから龍之介もどう?って…」

困惑顔のめのう。

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