瑠璃一味のお戯れな学園生活
夕城道場の面々が稽古に勤しむ間、他の皆さんはテント設営に取り掛かる。

「お、シン、手際いいアルな」

シンのテント設営ぶりを見ながら、鬼龍が感心する。

「星を巡る旅をしてた頃は、テント暮らしが当たり前だったからな。テントが設営できる場所で野宿できるならいい方だったし」

「強風や豪雨で、テントすら設営できない場所もあった…」

リィもせっせとテント設営。

「じゃあ私達は食事の準備でもするアル、咲花、ジャガイモと玉葱の皮剥くの手伝ってほしいアル」

「分かりました、鬼龍先輩」

鬼龍と咲花は、キャンプ定番のカレーを作るつもりらしい。

「んじゃ俺達は渓流の方で水汲みでもしてくるか、行こうぜシルヴィ、野菊」

霸龍闘を先頭に、三人は渓流の方に向かう。

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