瑠璃一味のお戯れな学園生活
「何?お医者さんごっこって…」

幸いリィには意味が伝わらなくて、理事長一安心。

「ごっこじゃないよ…櫻井先生は本当のお医者様…」

「ああ聞こえたよ!身長高くて整った顔立ちで、落ち着いていて包容力のある大人なんだろっ?」

何怒ってんだ霸龍闘。

「どうせ俺なんて、背も高くないし顔も大した事ないし、落ち着きないしガキだもんよ!」

「…霸龍闘…」

リィはコテンと首を傾げる。

「ヤキモチ妬いてくれてるの…?」

「~~~~っっっっっ!」

霸龍闘の顔が、一気に赤く染まる!

「違わいっ!そんなんじゃねぇよっ!」

『違わいっ!』て(笑)

クスッと笑ったリィは、霸龍闘の傍らに歩み寄る。

「な、何だよっ!来るなよ!」

「ごめんね霸龍闘…心配させて…」

「心配なんてしてねぇよっ!」

「櫻井先生はただの主治医だから…シンだって診てもらってる…心配する事ない…」

「だから心配なんてしてねぇつってるだろ!」

その割には泣きそうな霸龍闘(笑)

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