瑠璃一味のお戯れな学園生活
ちょっと空気読めなかった瑠璃。

下駄のせいという鬼龍の言い分は看破されてしまった。

「もしや」

俯く鬼龍の横顔を見る瑠璃。

「具合が悪いのか?熱中症か?夏風邪か?」

「夏風邪はスペシャルバカやSSBが引くものアルッ」

スペシャルバカもSSBも、馬鹿すぎて風邪すら引きませんが。

「ぐ、具合は悪くないアル。心配しないでほしいアル」

「本当か?お前は昔から無理をするからな」

鬼龍の額に手を当てようとして。

「だ、大丈夫アルッ」

思わずペシッと瑠璃の手を払いのけてしまう鬼龍。

過剰に反応し過ぎ。

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