瑠璃一味のお戯れな学園生活
霸龍闘もリィも、残弾数は三発ずつ。

ここまで七発ずつ撃って、二人とも一発も外していない。

だが。

「あれ…」

リィの撃った弾が、大きな五所川原ぬいぐるみの額に命中するものの、ぬいぐるみは微動だにしなかった。

「凄腕のお嬢ちゃんでも、そのぬいぐるみは落とせねぇかい?」

鬼の首をとったように親父が言う。

「どれどれ、じゃあ俺が…」

霸龍闘も撃ってみるものの。

「ありゃ」

やはりぬいぐるみはピクリともしなかった。

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