瑠璃一味のお戯れな学園生活
「テメェあのおねいさんはどうした?どこまで行ったんだ?」

「どこまでって…綿飴食べて、風船釣りして、鯛焼き食べて、神社の境内から花火見て、遅くなっちゃいけないからってお互い帰ったけど?」

「そんな事を訊いてんじゃねぇ、『どこまで』行ったのかって訊いてんだよっ!」

その『どこまで』か。

無粋な質問だな龍之介。

臥龍とはいえ、こういう所はやはり中学生だ。

「質問の意味が分からないな…」

あくまで惚ける孔雀。

しかしその細く白い指先で、キーホルダーのついた鍵をクルクルと回す。

そ、それはっ!

おねいさんの部屋のドアを開けられる最終アイテム、『最後の鍵』ではっ!

「コ、コイツ…『らすとすてぇじ』への扉を開けやがったのかっ?」

愕然とする龍之介。

果たして孔雀が最終面まで到達したのかどうかは、彼の親御さんに丸投げしてしまいましょうか(笑)

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