瑠璃一味のお戯れな学園生活
「でも」

鬼龍が準備されたガスコンロを見る。

「中華は火力が命アル。こんなチャチなガスコンロじゃ、炒め物とかは難しいアル」

「そうなのか…なかなか難しいのだな、中華料理とは」

うぅむ、と唸る瑠璃。

「じゃあ…」

リィが目を軽く閉じる。

「サラマンダー」

彼女の呼び掛けで出現したのは、火蜥蜴に乗った少年の姿の火の精霊サラマンダー。

「彼に頼めば、強い火力も自由自在…」

《おいおい、リィよぉ》

サラマンダーが呆れたような顔をする

《いつぞやも、つまんねぇ用事で呼びつけたよなぁ?精霊を便利屋か何かと勘違いして…》

言いかけるサラマンダーだったが。

「そんな事言わないで、美味しい料理作る為に力貸してよぉ♪」

野菊が絶壁の胸元チラリズム♪

《し、仕方ねぇな…そ、そうまで言うなら…手伝わねぇ事もねぇぜ?》

前から思ってたんだけど、サラマンダー、お前実はスケベだろ?

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