瑠璃一味のお戯れな学園生活
サラマンダーの協力もあって、火力の問題はクリア。

「回鍋肉も四川流麻婆豆腐も、青椒肉絲だってできちゃうアルよ」

これは腕が鳴るとばかりに、鬼龍が腕まくりする。

「サイコロステーキやシュラスコだっていけちゃうね!」

野菊も嬉しそうに言う。

「そりゃあ楽しみだ」

舌なめずりするシン。

お前が食べるんじゃないぞ、客に出すメニューだぞ。

「材料は何処から調達するんだ?」

霸龍闘が首を傾げる。

と、その時。

「おぅおぅ、おめぇら!」

「誰に断わってここに店出してんだゴラァッ!」

十数人の男子生徒達が、瑠璃一味に言い寄ってきた。

高等部の不良グループ達。

こうやって他所のクラスに因縁をつけては、みかじめ料的に金銭を要求しているタチの悪い生徒達なのだが…。

「丁度いいとこに来た」

龍太郎と龍之介が顔を見合わせる。

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