瑠璃一味のお戯れな学園生活

午後0時半。

まだまだピークは続く時間だというのに。

「？」

突然るりるり亭の前の客が、モーゼの十戒の如く割れた。

その中央、無人の野を往くが如く現れたのは。

「ほぅ…ここが倅達の出店している飲食店か」

武闘派教師陣体育教師、閻魔の夕城 翡翠！

彼は邪眼でギロリと周囲を睥睨。

それだけで他の客達が一歩二歩と後退る。

ある種の営業妨害だ。

「父上」

孔雀が翡翠を出迎えた。

「ようこそ『るりるり亭』へ。お食事ですか？」