瑠璃一味のお戯れな学園生活
そんな野菊を見て。

「……」

クスッと笑うリィ。

「え…」

スタスタと先に歩いていくリィの背中を、野菊は呆然と見送る。

(何?リィちん、その勝ち誇ったような笑みは…さりげなくイラッとするんだけど…)

女の子として本能的に劣等感を感じてしまう野菊。

でもお前もそんなに大きくならないと思うよ?

母親の雛菊も、ひんぬー寄りだったし。

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