瑠璃一味のお戯れな学園生活
「こんな所に連れ出して、何の用かなぁ、孔雀君…」

少し落ち着かなげに周囲をキョロキョロする奏多。

そんな彼女に。

「奏多さん」

うわっ、いきなり壁ドンかよっ。

孔雀に追い詰められて、奏多ドキドキ。

「僕ね、奏多さん…100メートル走に出たんです」

「そ、そうなんだ…け、結果はどうだったの?」

「シンや霸龍闘と走って、同着1位でした」

「で、でも同着でも1位なんでしょ?す、凄いじゃない孔雀君っ、運動神経いいんだねっ」

そんな事を口走るものの、上の空。

奏多は至近距離からの孔雀の視線に舞い上がっている。

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