瑠璃一味のお戯れな学園生活
鬼龍達の教室からそそくさと出て行った霸龍闘は、廊下の陰に身を隠した。

「えっへっへぇ、お菓子ゲットぉ♪」

意地汚い子だ、ごめんよリィ。

「中は…クッキーかな?」

紙袋を振ると、ガサガサと音がする。

この際、食べ物ならば何でもいい。

袋を開け、口の中にザラザラと一気に流し込む。

「ん…」

モグモグと咀嚼する霸龍闘。

「んんんんん?」

その味に、首を傾げる。

苦く、しょっぱく、食感が餅のよう。

ナンダコレ?

かつて食べた事のない味だ。

シンやリィは別の世界から来たというし、あちらの世界ではこんな食べ物が存在するのだろうか?

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