瑠璃一味のお戯れな学園生活
「はいっ!」

野菊が挙手する。

「枕投げがやりたいです!」

いやまだ新幹線だから。

「修学旅行といえば枕投げやらなきゃ帰れないでしょ!」

「同感アル!瑠璃もそう思うアルよな?」

「む…俺はよくわからんが…やりたいのならばやればよかろう…」

流石、瑠璃は大人だ。

そんなガキのお遊戯には付き合っていられない模様。

「私はやりたいな、旅館の浴衣着て枕投げっ」

めのうがウキウキしながら言う。

「浴衣…?」

その言葉に僅かに反応する瑠璃。

「そうだよ瑠璃君、鬼龍ちんのけしからんオパーイが、枕投げではしゃいだ拍子にポロリもあるよ?」

「な、ないアルッ!」

赤面してまくし立てる鬼龍。

「盛り上がってるとこ悪いけど」

孔雀が冷静に言った。

「今回の宿泊先は旅館じゃなくてホテルだよ」

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