瑠璃一味のお戯れな学園生活
「てめぇら」

やたらシリアスな表情で、龍之介が立ち上がる。

「戦いの時は今!」

え、戦いって何。

「俺達はこの時の為に、夕城道場や腹出し爆睡部で艱難辛苦に耐えてきた!」

タイマントーナメントの為じゃないの?

「無理強いはしない…これから向かうのは、死を覚悟しなければならない戦場だ。背を向けて逃げ出した所で、誰も笑いやしねぇ。誰だって死ぬのは怖ぇもんだ」

要するに覗きだろ?

そりゃ見つかったら殺されるわな。

「何言ってんだ龍之介!」

「水臭ぇ事言うんじゃねぇよ!」

シンと霸龍闘が立ち上がる。

「俺達は、いつだって一緒だったじゃねぇか!」

「お前一人に辛い思いはさせねぇ、死ぬ時はみんな一緒だ!」

「お前ら…っ!」

抱き合って友情を再確認する三人。

小芝居が終わった所で。

「みんなで女湯覗きに行くんでしょ?置いてくよぉ」

孔雀がドライに言った。

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