瑠璃一味のお戯れな学園生活
「よし、オッケ…と」

天神学園屋上。

タイマントーナメント当日の朝だというのに、霸龍闘は愛銃マテバ6ウニカのメンテナンスをリィに頼んでいた。

「悪いなリィ、試合当日で忙しかっただろうに」

「それはいいんだけど…」

リィが霸龍闘の顔を見る。

「よかったの…?…私にマテバを触らせて…」

「何で?いつもメンテ頼んでんじゃん」

「そうじゃなくて…」

何で分からないんだとばかりに、リィは眉を顰める。

「試合当日に愛銃を私に触らせるなんて…」

「リィは変な細工するような奴じゃないだろ?」

「そんな事はしないけど…その日のマテバの状態が私に知られるのは、不利なんじゃない…?」

「ん?」

「ちょっと照準が右に逸れる傾向があるよ…マテバ…」

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