瑠璃一味のお戯れな学園生活
「そうなのか、覚えとくよ」

マテバを受け取って、ホルスターにおさめる霸龍闘。

銃の癖を知られた事に対する危機感はまるでない。

「霸龍闘…」

少しは困った顔をしてほしい。

こっちが居た堪れない気分になる。

そう考えたリィに。

「前も言ったろ」

霸龍闘はニッと笑った。

「その程度の理由で俺が負けたとしたら、俺の修行不足のせいだ。リィは何も気に病む必要はないよ」

「…いいの?…私、強くなってるよ…?」

意地悪をするように言うリィに。

「そりゃあ楽しみだ」

霸龍闘は屈託なく笑った。

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