瑠璃一味のお戯れな学園生活
そんな霸龍闘の食いっぷりを見ながら。

「そ、そんなに美味しいアルか、リィの弁当」

ちょっとウズウズしているのは鬼龍。

「ちょっとだけ…ちょっとだけ私にもおかず食べさせて欲しいアル」

霸龍闘ほど食い意地が張っているという訳ではないが、そんなに美味しい美味しい言われると、食べてみたくなるのが人情というもの。

鬼龍は弁当箱に手を伸ばすが。

「!」

リィがその手を止める。

「鬼龍ちゃんは食べちゃ駄目…」

「え、ちょっとだけアル。いいじゃんかアル」

「駄目…ちょっとでも駄目…」

リィらしからぬ融通の利かなさ。

「????」

見ていたシン、霸龍闘、野菊は不思議そうな顔をする。

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