瑠璃一味のお戯れな学園生活
走り出す。

刃を放つ。

横薙ぎに振るう。

斬る!!!!!

刹那の斬り結び。

結果。

「うぐう!」

瑠璃の胸板に大きな刀傷が刻まれ。

「がはあ!」

龍之介の胸板からは大量の鮮血!

手刀で刀傷を刻み込むとは、流石臥龍、人智を超えた存在。

それでも冬の刀、柊の凍てつく凍気のような刃には敵わなかった。

崩れ落ちる龍之介。

龍退治、成る。

「まことに感服した…」

チン、と柊を鞘に納め。

瑠璃は肩越しに倒れた龍之介を見た。

「めのうとの祝言の時は必ず相談しろ…父上と決闘してでも、俺がお前の味方をする…」

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