瑠璃一味のお戯れな学園生活
炎の化身と化したシンに。

「奥義」

瑠璃は床を踏みしめ、走り出た!

「瑠璃鶲(るりびたき)」

目にもとまらぬ速さで相手の懐に飛び込み、瞬速の剣撃を放つ!

シンは待つ事はしなかった。

瑠璃がどんな攻撃を仕掛けようとも、真っ向からぶつかっていく!

その意気やよし。

ならば瑠璃も、侍らしく斬り合いを挑む!

疾風の如き侍の刀と、炎と化した勇者の剣。

リング中央、風と炎が交錯する!

刹那の後。

「うぐ!」

「がは!」

お互いの胸板に、横一文字の斬撃痕。

流血を伴い、瑠璃とシンはリングにひれ伏した。

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