瑠璃一味のお戯れな学園生活
その頃、橘邸。

チャイムの音で玄関先にリィが出ると。

「や♪」

そこには野菊が立っていた。

「お疲れ様だったねぇ、リィちん。怪我は大丈夫?」

「有り難う野菊ちゃん…安静にしていれば平気…」

柔らかく微笑み、頷くリィ。

「そっか、よかったよかった♪ところでシン君は?」

「退院はしたんだけど、まだ部屋で休んでる…検査の結果、何処にも異常はなかったけど、やっぱり疲労は激しいから…」

「そっかぁ、そりゃそうだよねぇ」

言いながら、いそいそとブーツを脱ぐ野菊。

上がっていく気満々。

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