瑠璃一味のお戯れな学園生活
あんな剣術が、夕城流を覚えれば使えるようになる。

久遠はタイマントーナメント翌日に早速夕城道場に出向いた。

最初は久し振りの入門者が来たと喜んでいた夕城道場の面々。

しかし、久遠が狂奏丸のような刀を扱えるようになりたいと口にした途端、彼らの態度は一変。

門前払いを受けた挙句、入門は永劫に禁止という仕打ちを受けた。

翡翠曰く、

「貴様のような俄かに、知った風な口を叩かれるのは我慢がならん」

との事。

何か怒らせるような事を言っただろうか?

しかし、あの狂奏丸の魅力は捨て難く、久遠は日を改めて今度はこはくに入門を志願するも、これもやんわり拒絶される。

理由はイマイチ抽象的な説明で、久遠には理解できなかった。

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