瑠璃一味のお戯れな学園生活

「ねぇ奏多さん」

孔雀がズイと、奏多に顔を近づける。

「僕が悪戯しますよって言ったら、どうします？」

「えっ？えっ？」

狼狽する奏多。

「く、孔雀君が悪戯するって言うなら…私が孔雀君に、抵抗できる訳ないじゃないですか…」

頬を赤らめる奏多。

何か別の悪戯と勘違いしてないですか？

「仮装してお菓子を貰って回るなんて…楽しそうなイベント…」

「そんな行事があるんだな、つくづくこっちの世界は面白いな」

リィとシンが口々に言い、お菓子を貰えるとあってシルヴィと咲花は早くもウキウキ。

お祭り好きの天神学園だ、こういうイベントは絶対に外せない。