瑠璃一味のお戯れな学園生活
ここで考えあぐねても仕方がない。

今は久遠の刀が仕上がるのを、稽古を積みながら待つのみ。

「孔雀次期宗主も、有り難う…僕みたいな未熟者の為に骨を折ってもらって…」

深々と頭を下げる久遠。

「いえ…僕も奏多さんにはお世話になってますし、色々頂いています。このくらい、お礼はさせてもらわないと」

「姉さんに?」

顔を上げる久遠。

孔雀と奏多が交際している事は知っているが、はて…。

奏多は孔雀に何かプレゼントしたのだろうか?

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