瑠璃一味のお戯れな学園生活
「学園敷地外の揉め事は業務外なんだがなぁ…」

欠伸すらしながら歩み出る龍太郎。

その言葉通り、今は警備員の制服すら着ていない。

近所のコンビニに買い物に行くような、ジーンズとTシャツ姿。

足元だってサンダル履きだ。

「引っ込んでてスペシャルバカ、あれはアンタの手に負えるような…」

呟く孔雀に。

「おめぇこそ引っ込んでろ」

龍太郎はペシッとデコピンする。

そのデコピンだけで。

「!?」

軽い脳震盪を起こしたのか、片膝をつく孔雀。

「ちょっと大人しくしてな」

ニッと笑った後。

「ま、三割ってとこか…銀先生のに似てっけど、遥かに小者だしな」

龍太郎はスゥッと息を吸い込み。

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