瑠璃一味のお戯れな学園生活
それでも数時間後。

「出来たアル!」

キッチンの扉を開いて、鬼龍が出てくる。

「な、何が出来たんだ?」

「新型の人造人間か?」

「死体を繋ぎ合わせて作った悪魔の所業か?」

口々に呟く家族をギロリと睨みつつ。

「勝手に言ってろアル」

鬼龍はそっぽを向いた。

その胸には、大事に大事に抱き締めた、愛らしいラッピングの小さな箱…。

< 345 / 2,622 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop