瑠璃一味のお戯れな学園生活
奥方のお墨付きも出た事だし、シルヴィ板張りの廊下を全力疾走。

襖や障子を開ける度。

「おれ、しるびー、よろすぐっ!」

とりあえず自己紹介して挨拶して回る。

人がいようがいまいが、厠だろうが風呂場だろうが台所だろうが、部屋という部屋全て挨拶回り。

何て律儀な子なんだシルヴィ。

「だっておれ、YDKだから!」

いまだYDKの意味を把握せず。

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