瑠璃一味のお戯れな学園生活
そんな訳で逃げられなくなった瑠璃。

すっかり気を許して眠ってしまった鬼龍を背負う。

「……」

何か背中に、ずんにゅうっ、とか柔こいのが当たるんですけど。

かつて天神学園に出没したアルカディアの感触とはこのようなものだったのだろうか。

(いやいやいやいやいかんいかん!俺は武人だぞ!何と不埒な妄想を!)

頭を振って邪念を振り払う瑠璃。

いやいや、健全な思春期男子で理事長安心しています。

こうして瑠璃に背負われて寝床に運ばれた鬼龍を皮切りに、他の面々も布団の中へ。

夕城邸お泊まり会は、無事閉幕と相成ったのであります。

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