瑠璃一味のお戯れな学園生活
ヒィヒィ言いながら龍娘にしごかれる早川兄妹を見ながら。

「おっ」

中等部の見回りをしに来た天神学園警備員の丹下 龍太郎は声を上げる。

「懐かしいな、立禅じゃねぇか。老師、腹出し爆睡部また始めたのか?」

「うむ、昔の血が騒いでな」

ニッと笑う龍娘。

数年前、放課後に拓斗、龍太郎、龍娘の三人で、日が暮れるまで汗だくになって修行三昧だった日々を思い出す。

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