瑠璃一味のお戯れな学園生活
「あーんな事言ってるけどね」

クスクス笑うめのう。

「お兄ちゃんは、鬼龍ちゃんに誤解されたくないだけなんだよ?お兄ちゃんは母上みたいに胸の大きい、鬼龍ちゃんがお気に入りなんだよね?」

「な゛っ!」

ボッ!と。

瑠璃の顔が一気に紅潮した。

そういえば瑠璃とめのうの母、夕城 こはく(ゆうしろ こはく)もなかなかにグラマラスなスタイルの持ち主。

男は皆、恋人に母親の面影を追いかけるというし…。

「そ、そうなのか?瑠璃はオパーイ大きい子が好きなのか?」

目を泳がせつつ、期待に満ちた表情で瑠璃を上目遣いに見る鬼龍だが。

「い、いかん!もうこんな時間だ!日課の素振り千本をこなさなければ!」

瑠璃は慌てて弁当箱を片付け、そのまま一目散に駆けて行った。

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