瑠璃一味のお戯れな学園生活
「めのうちゃんめのうちゃん」

箸を置いた鬼龍は、席を立つ。

「ちょっと、組手やらないアルか?」

「組手?」

キョトンとするめのう。

「いいけど、何で突然?」

「えっと…」

鬼龍は口籠もる。

最近覚え始めた絶招通天炮。

流石にいきなり愛刀を振るうめのう相手に試すのは怖いが、素手のめのうになら或いは…。

それは誰が見てもそう思うであろう、『驕り』であった。

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