瑠璃一味のお戯れな学園生活
「それにしても…」

染めた頬に手を当て、重そうな『二代目けしからん乳』をタプンと揺らして。

鬼龍はウットリと瑠璃の華麗な回避技術を見つめる。

「瑠璃はいつ見ても流麗な体捌きアル…余程善師匠の教えがいいアルな…カッコいいアル…惚れ惚れするアル…」

その様子を、じっと見る見る妹のめのう。

「な、何見てるアルかめのうちゃん!」

「最近鬼龍ちゃんの誉め言葉が、お兄ちゃんの技術じゃなくてお兄ちゃんそのものに向けられてる気がするんだけど…」

「違っ!」

反射的に照れ隠しの廻し蹴り!

めのうはヒョイと回避するが。

「私は武人としての体術を誉めているアル!瑠璃の技術は素晴らしいアル!」

「でも霸龍闘君だってお兄ちゃんの斬撃を上手に回避してるよ?体術は互角じゃないかな、流石龍娘先生の指導の賜物だよ。もしかしたら体術ならお兄ちゃんより霸龍闘君の方が」

「いいや!瑠璃の方がカッコいいアル!顔も瑠璃のが男前!」

趣旨変わっとるがな。

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