瑠璃一味のお戯れな学園生活
「ふぅ…」

紙コップを空にして、龍娘が一つ息を吐く。

随分飲んだ。

今日は気分がいいし、少し飲みすぎたかも知れない。

と。

「にゃははぁ、龍娘先生少し酒弱くなったぁ?」

そんな事を言うのは、物理教師の銀(しろがね)。

「感心せんな銀、龍娘先生に失礼だろう」

同じく物理教師のウェスタ・ウェノスが窘める。

が、龍娘は七星と違って大人ではない(精神的な意味で)。

「私が酒に弱くなっただと?貴様の目はフジツボか、銀」

老師、それを言うなら『節穴』ですっ。

早くも酔ってらっしゃいますか?

「私の生き様よく見とけ、銀!」

そう言って龍娘は一升瓶をグワシッ!と握り締め、男前にもラッパ飲み!

「先生、それ醤油」

「ぐぼがはぁあぁぁあっ!」

龍娘大量吐血。

色見てわからんかな、この人は。

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