瑠璃一味のお戯れな学園生活
「んー…」

軽く腕を組んで考える誠一郎。

「例えば…鬼龍さんみたいな普通の人間の相談相手なら、俺以外のカウンセラーにでも出来る。でも、人外やロボットや宇宙人…色んな生徒のいる天神学園のカウンセラーは、多分俺にしか出来ないよ」

「辻神先生が龍太郎一味の一員だったからアルか?」

「それもあるけど」

誠一郎は満面の笑みを浮かべる。

「俺は特に、『人間以外の気持ち』がわかるんだ」

「????」

奇妙な誠一郎の言葉に、首を傾げる鬼龍。

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