瑠璃一味のお戯れな学園生活
「シルヴィ!あれほど気をつけろって言ったのに!」

「はにゃあっ!ごめんなんしょー!」

シンの声に、シルヴィは頭を抱えてしゃがみ込む。

お仕置きのゲンコツでもされると思ったらしい。

しかし。

「全く!心配ばっかかけやがって!」

シンもまた、十牙のようにシルヴィの頭をクシャクシャとやる。

十牙のよりは、幾分乱暴だが。

「それにしても…咲花や瑠璃がいてくれてよかった…この世界も、いい人ばかりじゃない…悲しい事だけれど…」

伏し目がちに俯くリィ。

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