瑠璃一味のお戯れな学園生活
霸龍闘は絶対に参ったとは言わない。

どんなに這い蹲らされても、絶対に負けを認めない。

そんな彼がこんな屈辱に甘んじたのは、妹を助けたいから。

「ごめん霸龍闘っ…私がっ…私がいるからこんなっ…!」

「麗しき兄妹愛だな」

霸龍闘の頭を踏み躙る黒爪。

「そうだな、お前が足手纏いだからだ。お前の存在が兄に泥を啜らせている。そして兄は弱いから、妹に胸を痛めさせる。つまりどちらも負け犬…無様に吠えるだけの負け犬という訳だ」

今にも高笑いしそうな黒爪に、地面を掻き毟って歯噛みする霸龍闘と鬼龍。

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