瑠璃一味のお戯れな学園生活
右肩から左の脇腹辺りまで、完全に削ぎ落とされている。

ぶら下がった右半身は、皮一枚で辛うじて繋がっている状態だった。

断面から噴き出す血飛沫。

半身をブラブラさせながら、黒爪はゆっくりと歩み出てくる。

酷い傷だ。

しかし何よりシン達が言葉を失ったのは、そんな重傷を負いながらも黒爪がまだ生きている事だった。

普通の人間なら即死確定の傷だというのに。

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