瑠璃一味のお戯れな学園生活
こはくが翡翠の前に広げたのは、事務机の引き出しから発掘された採点もされていないプリント(山程)。

これに対し、翡翠は眉一つ動かさず言う。

「来たるべき龍娘流との決戦…丹下との再戦の前に、そのような答案など些事」

何言ってんのこのシト。

「どの口が言ってんだぁあぁああぁっ!」

言うや否や、こはくは黄昏を振り下ろす!

骨をも断つ鋭い剣撃、"云わぬ色"の『支子(くちなし)』。

翡翠は瞬時に川蝉を抜刀してこれを受け止める。

「こはく貴様…亭主に刃を振るうか」

「それ以前に教師としてどうなのさっ、屁理屈ばかり言って!」

「丹下との再戦が屁理屈だと?」

「君の職業は何だい、すー!」

「無論夕城流宗主」

いやまぁそうだけど。

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