瑠璃一味のお戯れな学園生活
「教え子に顔見せできない態度の教師が…」

ユラリと、こはくは黄昏を大上段に構える。

「宗主として次期宗主に顔見せできるもんかっ!」

ふてぶてしい態度の翡翠に哀れみを込め、一気にとどめを刺す上段斬り『奥義・琥珀の泡沫(こはくのうたかた)』。

まさか亭主に奥義を使おうとは。

これに対し。

「ぬぅんっ!」

翡翠は"斬鉄"仕込みの深い剣撃『藍染上紺(あいそめじょうこん)』で対抗!

黄昏と川蝉、色彩銘刀同士の激突に激しい衝撃波が起き、剣気がその場に居た教師達に余波となって飛び散る。

はわわっと狼狽する小夜、何とか止めようとする七星を鈴木さんが制し、龍娘はまたかと耳を穿りながら見物し、迂闊にも仲裁に入ったしまじろうが巻き添え食って吹っ飛ばされて吹っ飛んだ。

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